つまりは全てにおいてお前には勝てない訳で
唯一勝てるモノはといえば・・テニスが上手い事・・
とか言うと、何か俺がすっげぇダメな奴みてぇじゃねぇか・・。
TRICK
実際問題、俺は考えてみた。
部活中だというにも関わらず・・。
暑い最中他の部員は外で練習してるってのにも関わらず・・だ!
今俺の目の前で寒いくらいにクーラーを効かせたこの部室で
すやすやと寝息を立てて寝ているコイツのどこに惚れたのか・・と。
マネージャーとして入ってきた時のコイツはまだ可愛かった。
いつの頃から・・こんなになったんだ・・?と首を捻らずにはいられない。
いや、実際は最初からこうだったのかもしれない。
けれど俺がいつの間にかのトリックに引っ掛かり、
今に至るのかもしれない。
まぁ・・何にせよ・・今となっては判らない事だ。
こんな事件・・たとえ金田一であろうが明智であろうが解けやしないさ・・と思い、
俺は目の前で眠るに近付いた。
眠っている時は・・可愛いじゃねぇか・・。
本当は今直ぐにでも叩き起こしてマネージャーとしての業務をさせようと思っていたのだが
ついこの寝顔に気を取られてしまった。
あまりにも気持ち良さそうに眠っている姿を見て、
起こすのが可哀想か・・と思わせてしまうお前はある意味凄い奴なのかもしれない。
まず初めに、俺がを気にするようになった切欠といえばそれは些細な事だった。
常日頃から、俺に纏わり付いてくる女子といえば
『跡部様』だの『景吾様』だの・・。
聞いててうざったいような事をいう奴ばかりだった。
そんな中、だけは違った。
・・初対面で俺の事を呼び捨てにする奴は・・こいつ以外にいなかった。
まぁ、衝撃的っていえば衝撃的だった。(違った意味で)
そんな出会いで始まったもんだから、どれ程気の強い女かと思えば・・
そうでもなかった。
話してみれば別に普通。
キンキン騒ぐ訳でもなければ、イラつく程にトロい訳でもない。
ホント普通・・、それがに対するイメージだった。
だた、何となく掴みどころがなくて、時折が何を考えているのか分からない時がある。
酷く悩んでいる姿を見つけて、一度声を掛けた事があった。
けれどその悩みを聞いて呆れた。
「欲しいバッグがあるんだけど、赤にしようか青にしようか迷ってんの。」
「・・・・・。」
そんな事で人生終わったような顔するか・・?普通・・??
とりあえず聞いておいて返事をしない訳にもいかなくて、
どこにいても目立つから「赤にしとけ」と言っておいた。
・・とまぁ・・話せば際限なく出てくるこんな様な話。
結局どこに惹かれたのかといえば、多分その掴みどころのない性格だと思った。
いつだって俺の想像を裏切ってくれる。
それは良い意味で。
俺に気に入られようと必死に自分を取り繕う女とは全く正反対で
何も飾らず自分を素直に出してくるに・・
いつの頃からか惹かれている事が分かった。
こんな風に俺が思っているとは全く気付いていないだろう。
やっぱり少し寒いのか、身体を小さく丸めて眠っているを見て、
何となく苦笑いを浮かべるしかなかった。
「風邪引いて休んだら・・承知しないぜ・・?」
そう呟いて俺は自分の上着をに掛けて、
おまけにクーラーの温度を少し上げて部室を後にした。
成績は俺の方が上だ。
テニスの上手さだって俺の方が上だ。
自慢じゃねぇが異性からモテるのだって、俺の方が上だ。
けど、そんな俺はお前には敵わない。
いつだって俺の気を惹くお前に・・敵う訳なんてないんだ。
日差しの照りつける中、俺は必死にラケットを振り続けた。
1時間後。
「上着ありがとう、跡部って優しいね?」
なぁんて可愛い言葉を期待していた俺にが掛けた言葉は・・・。
「跡部っていい匂いがするね?」だった。
まぁ・・それはそれで・・有りかも知れねぇ・・と思った。(可愛いじゃねぇか・・)
--------------------------------
何これ!?跡部夢・・!?とは思いましたが跡部夢です。
なんだかんだいいつつベタ惚れ・・の意味を履き違えてるような気がしますが・・。
とりあえず跡部の回想で語るのが一番分かりやすいかと思ったのですが、
書いてみてかなりあっさりし過ぎたような気がします・・。
ごめんなさいね・・?真逆さん・・。(しくしく)
ヒロインの喋りも無ければ甘さもないというかなりイタいオチになってしまいましたが
全てを真逆さんに捧げます。
これが相互記念夢だなんて・・何だか非常に申し訳ないです・・。
これに懲りずにこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
=================================
きゃ〜〜〜///
跡部様可愛い!!
ウチの可愛げの欠片もない跡部とは大違いですね!!
跡部の『匂い』私も嗅ぎたいです(変態)
も、すっごい嬉しいです、ぴよさん!
ありがとうございます!